大阪ステーションホテル開業 鉄道文化を継承し昇華、富裕層ねらい価値提案
24/08/29
JR西日本ホテルズの新ブランド「大阪ステーションホテル」が7月31日にオープンした。初代大阪駅があった場所に建ち、鉄道や駅の記憶をTIME TRAVEL(時空の旅)をホテルデザインとし、鉄道を想起させる仕掛けを館内各所に設けるなど唯一無二の体験を提案するとしている。
ホテルは、大阪市北区のJPタワー大阪の7階と29―38階。7階は、最大900人を収容できる大宴会場などがある。客室はすべて高層階で全418室。標準客室で40平方㍍あり、各部屋とも大阪市街を一望できる眺望が売りだ。客室のドアノブをブレーキハンドルにするなど鉄道らしさが散りばめられている。
29階のレストランも豪華列車の食堂車がモチーフ。ロビーには、かつて特急列車に備わっていた飲料水のサーバーを設ける遊び心も。鉄板焼レストランもあり、かつて“天下の台所”と称された大阪の食文化を前面に打ち出す。
佐藤伸二総支配人は「大阪駅に直結する立地が最大の強みです。大阪・関西万博やIR開業を控え、宿泊主体ではない特別な体験を重んじるラグジュアリー層を獲得したい。鉄道文化を継承しつつ現代に昇華させたホテルライフをぜひ楽しんでほしい」と話している。
宿泊料金は、標準タイプの客室が1泊朝食付き2人で約9万円、スイートルームは1泊約150万円という。
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