新会長に山田さん 全旅連女性経営者の会、女性ならではの方針示す
全旅連女性経営者の会(JKK、98会員)は4月17日、東京・平河町の全旅連会議室で2025年度総会を開き、任期満了に伴う役員変更で高橋美江会長(栃木県・益子館里山リゾートホテル)が退任し、新会長に山田佐知副会長(神戸市中央区・ほてるISAGO神戸)が就任した。
総会には47人が出席した。高橋会長は退任のあいさつで「今日が会長として最終日です。2年間ありがとうございます。任期中にJKKが力を結集し、心に残るJKK創立20周年式典を開催できたことが心に残っています。会長としての最後のお願いは、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた署名活動に力添えをいただきたいということです。各県2万筆で目標の100万筆に近づきます。地元の栃木県だと289施設が1施設70筆で2万筆を達成できます。3月は奮起して419筆集めました。都道府県別では和歌山、群馬、長崎の順だと聞いています。各県対抗戦でやりましょうよ」と署名活動を呼びかけた。
山田新会長は所信で「家業は大事ですが、業界が発展しなければだめです。JKKの会員は育児、介護、それから自分のケアも必要な年齢に達している人もいます。でも、若い会員も入ってきています。皆で補い合いながら2年間やっていきたい。力を貸してください」と活動の目的、会員個々への思いを語った。

高橋前会長と握手する
新会長に選出された山田さん(右)
今期の活動方針は①女性ならではの目線を生かした陳情活動や地域創生への取り組み②次世代を意識した持続可能な組織運営③インバウンド対策の推進④稼げる宿づくりに向けた情報収集と情報共有⑤人材不足対策⑥防災対策を熟知し、宿とゲストの安全確保⑦ピンクリボン運動の推進⑧会員拡大と会員不在県の解消―などに取り組む。
新役員は次のみなさん(敬称略)。
会長=山田佐知▽副会長=吉田絹江(会務系)、佐藤祐子(事業系)▽委員長=有賀圭子(総務・財務委員長)、室伏里美(広報・IT委員長)、谷口真理(研修委員長)、野澤奈央(次世代観光推進委員長)、中澤牧子(インバウンド委員長)▽監事=小林佳子、橋本英子
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