喫煙者4割が臭いを気にする エルゴジャパン、ホテルとタバコの実態調査
高性能な喫煙ブースを販売するエルゴジャパンがこのほど、喫煙者のホテル利用実態調査を発表した。紙巻たばこ喫煙者360人と加熱式たばこ喫煙者359人を対象に、ホテル宿泊時の喫煙に関する意識と行動を比較分析した。
客室の喫煙可否の重要性について紙巻たばこ喫煙者の76・7%、加熱式たばこ喫煙者の75・8%が「する」と回答。喫煙ルーム選択状況と禁煙ルーム選択理由は紙巻たばこ喫煙者で毎回喫煙ルームを選ぶのは45・8%、加熱式たばこ喫煙者で毎回喫煙ルームを選ぶのは42・1%に留まった。
一方で禁煙ルームを予約する理由については、紙巻派が「館内の喫煙スペースで十分だから」(38・1%)、「煙草の臭いが気になるから」(32・2%)、「喫煙ルームの空きが少ない」(30・6%)が上位に。加熱式派も「煙草の臭いが気になるから」(39・0%)が最も多く、次いで「館内の喫煙スペースで十分だから」(35・7%)、「喫煙ルームの空きが少ない」(32・6%)の順だった。
禁煙ルーム滞在中の喫煙場所として、両派とも「館内の喫煙ブース」7割強あるものの、紙巻派では館内に喫煙ブースがない場合27・8%が何らかの形で禁煙ルーム内で喫煙経験があると回答。特に室内での喫煙経験者は11・9%だった。加熱式派は禁煙ルーム内で吸った経験がある人は28・7%、トイレでの喫煙経験者も10・0%おり、全体の約4割が禁煙ルーム内で喫煙していた。
同社では、禁煙ルーム内での喫煙が一定数発生しているという衝撃的な実態が明らかになったことから「ホテル業界における分煙対策の喫緊の課題」と指摘。喫煙者のニーズと非喫煙者への配慮を両立させるため適切な設備投資と運営方針の見直しを呼びかけている。
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