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東京五輪―トイレにも革命もたらすか

東京オリンピックまであと3年足らず。紆余曲折はありましたが56年ぶりの一大イベントに向けて急ピッチで準備が進んでいます。

前回の五輪では発展途上だった日本が世界中から選手を迎えるために様々なインフラやサービスが導入されました。新幹線や首都高のような大プロジェクトだけではなく、非常口マークに代表されるピクトグラム、短期間にホテルや選手村をつくるためのユニットバス、路上のゴミ対策に配られたポリバケツ、訪日客の間で大ヒットしたビニール傘、逆に不思議がられたタクシーの自動ドアなど、今の社会に当たり前に溶け込んでいるものの多くはこの時に生まれました。

なかには勇み足もいくつもあったようで、中でも有名なのは国立代々木競技場に設置された女性が立ったまま用が足せる小便器「サニスタンド」。和式便器中心で水洗化も進んでいなかった時代に関係者が特にトイレに神経を尖らせた結果なのでしょうが、案の定ほとんど利用されず「黒歴史」となりました。しかし、その後登場する洗浄便座など日本のトイレの進化を考えればこの「おもてなし」は意味のあるチャレンジだったと言えます…

(永山久徳=ホテルリゾート下電代表取締役)

(トラベルニュースat 2017年10月10日号)

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