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ポストコロナの未来予想図 協同組合大阪府旅行業協会の新三役が語る(4) 「OATAあきんど塾」を構想

前理事長の意志引き継ぐ

−OATA発足当初から理事に就任し、7期14年理事長を務められた徳原前理事長の後を引き継がれましたが、前理事長への思いについてお話しください。

鈴木 徳原前理事長とは30年ほどのつきあいになります。

今から47年前の1976年にOATAができました。その当時から徳原さんには理事として組合発展のために尽力していただいた、OATAの基礎を作られた方です。理事長として14年間、我々を導いていただきました。感謝の気持ちしかありません。

今回の三役も前期は私が副理事長、清水さんが専務理事、笠舞さんが三役補佐として組合運営を学ばせていただきました。これまで学んだことをこれからの2年間に生かしたいと思います。

三役のほか新しい理事は、経験豊富な中堅、フレッシュな若手とバランスの取れた形で構成されています。事業委員と総務委員も新しい若手がたくさん入り、OATAの将来を担う人材も育ってきました。事業部長も総務部長も非常に意気込んでいます。新しい委員の人たちにはもっと勉強してもらって、将来のOATAを担っていただきたいと思います。

OATA

7期14年にわたり理事長を務めた徳原さんに花束を贈る

清水 徳原前理事長には創設期からOATAの運営に携っていただき、ご本人も“OATAバカ”と自認されるぐらいOATAへの思い入れが強い方でした。ご自身の仕事よりOATAの仕事を優先していただいていました。

事務局のことはもちろん、対外的にも相当な手腕と能力をお持ちで、雲の上におられるような存在でした。まったく力は及びませんがきちんと意志を引き継いでいきたいと思います。

笠舞 これまで徳原前理事長が築いてこられたものはコロナの影響で、取り巻く環境が180度ひっくり返ってしまいました。

徳原前理事長が大事に育ててこられたOATA精神を継承しながら、一変した現況を踏まえて新しい何かを見出すことが我々三役であり、理事だと思っています。先が見えない組合運営をどのように行っていくのかを考え、目の前に起こっている事象を的確に捉えて行動していくことが、これからの課題ではないでしょうか。

清水 未だに誰一人、組合員はコロナに感染していません。これは組合員一人ひとりが旅行業に与えられたルールを守っていただいているからです。組合員の皆様には、心の底から感謝の言葉しかありません。

−地域密着は、中小旅行業の強みですね。

鈴木 そうですね。長年にわたって蓄積された経験を生かし、痒いところに手が届くサービスを提供してがんばってきたからこそ、今の中小旅行業者があるんだと思っています。

大手旅行業者と違うところは地元密着であることが一番の強みですし、退会がないのは地域の人たちと密着した関係を保っているからだと思うんです。

−OATAの未来予想図を教えてください。

鈴木 今は、とにかく新規組合員の獲得が重点課題です。私自身旅行会社を訪問し、OATAがいかにメリットある組織であるかを訴えています。

先ほど話が出たように旅行業の知識がなく旅行業へ参入してくる会社も多いので、個人的には「OATAあきんど塾」のようなものを作って、定期的に塾を開き、組合員を育てることも考えたい。

OATAに入会するのは新規入会手数料が60万円必要でしたが、時限措置として2022年1月末まで無料にしています。この時期に少しでも多くの新規入会を増やしたいですね。

笠舞 現在、物販にも力を入れていますが、これもコロナに負けずになんでもやろうという精神で行っています。

南紀勝浦の生マグロや京野菜セットなど現地の特産品をはじめ、コロナ対策の除菌噴霧器まで販売し、組合員が生き残れるよう手立てを講じています。

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