静岡市由比港で桜エビの水揚げ 2年ぶりの秋漁で活気
19/10/25
静岡県の駿河湾で10月23日、2年ぶりに桜エビの秋漁が行われ、翌24日、静岡市由比港には2・5トンが水揚げされた。

待望の初セリで港には活気が
桜えびは、世界中で駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な水産資源であり、そしておいしい。秋漁の桜えびは殻が柔らかく、甘いのが特長だ。しかも、生の桜エビを食べられるのは静岡市でだけということもあり、漁期には県外からも多くの客が訪れる。
ただ、桜えび漁は2018年春以降不漁が続き、個体数の回復を図るため、秋漁が見送られていた。夏に行った産卵調査で卵数が漁の目安を上回ると推計されたため、2年ぶりの秋漁となった。
由比港漁業協同組合の宮原淳一組合長は、「漁業者の努力などの甲斐もあり、2年ぶりの秋漁ができて嬉しい。引き続き桜えびの資源管理と、安定的な漁の両立を実現して参ります」とあいさつした。
夜に行われる桜えび漁は、水揚げされたばかりの新鮮な状態で翌朝に出荷される。由比港の「浜のかきあげや」をはじめ、静岡市内では多くの飲食店でとれたての生の桜えびが食べられる。
地域情報 の新着記事
- 長崎で「深呼吸」 県の観光プロモーション、市町担当者による動画を配信(21/01/16)
- 沖縄県、1月22日に「修学旅行オンラインフェア」 旅行会社らに参加呼びかけ(21/01/15)
- スーパー・ニンテンドー・ワールドの開業を延期 USJ、緊急事態宣言発令受け決定(21/01/14)
- 「晴れの国」を走ろう! 岡山県がサイクルツーリズムをアピール、海外へも情報発信強化(21/01/14)
- 「盆梅」と「花火」土曜日に競演/滋賀県長浜市(21/01/12)