“アジア三名泉”目指す 下呂温泉、儒城(韓国)と台中(台湾)と交流/岐阜
岐阜県・下呂温泉観光協会(瀧康洋会長=水明館)と韓国・儒城(ユソン)観光振興協議会と台湾・台中市温泉観光協会の3者は5月1―3日、韓国の大田広域市で三温泉友好交流会を開いた。
下呂温泉観光協会では2017年、7世紀からの歴史を持ち由緒ある儒城温泉(韓国)、谷関や大抗といった台湾で著名な温泉地を持つ台中市と「温泉地友好提携」を結び、これまで3温泉地で温泉文化発展に向けた交流を深めてきた。今回の友好交流会もその一環。
交流会では、それぞれが保有する温泉のプロモーションを行い、効能の比較、温泉の活用方法などについて話し合った。
瀧会長は「国を越えて交流を行い、各国の温泉地における課題を併せて解決していくことで、持続可能な観光地を形成していきたい。温泉資源を最大限活用し、ともに発展していきましょう」と呼びかけた。下呂温泉で温泉資源の保護を目的に導入している集中管理や健康増進、入浴の作用などについてのプレゼンテーションを行った。

日韓台の温泉関係者が集う
交流会では今後について、高齢者向けのリハビリをはじめ単に長生きするだけではなく心身ともに健康で豊かな生活を送るためのウェルエイジングを共同開発していくことについて合意。将来的には「アジア三名泉」を標ぼうする考えで一致。
次年度の三温泉友好交流会は下呂温泉での開催が決まっている。3温泉の関係者は下呂温泉での再会を約束し、今回の交流会は閉会となった。
下呂温泉観光協会の一行は滞在中、国立海洋生物資源館や群山近代歴史博物館、国立公州博物館などを見学。儒城温泉文化大祭開幕式にも出席した。
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