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琵琶湖疎水施設が国宝指定へ/滋賀

25/06/01

文化審議会が5月16日、滋賀県大津市と京都市に所在する「琵琶湖疏水施設」を国宝に指定するよう文部科学相に答申した。

琵琶湖疏水施設は、琵琶湖の湖水を京都へ疏通する人工運河の構成施設。明治中期における西洋技術の習得過程において舟運、灌漑、防火、発電、水道など多岐にわたって、当時の土木技術を集約して築かれた。南禅寺の水路閣など自然と人工、伝統と近代が織りなす京都の独自の風致を形成し、文化史的意義も極めて深い。近代の土木構造物としては初の国宝指定となる。

南禅寺の水路閣

南禅寺の水路閣

また答申では、1970年に開催された大阪万博のテーマ展示施設として芸術家・岡本太郎がデザインした太陽の塔(大阪府吹田市)など8件の建造物を重要文化財に指定するよう促した。

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