琵琶湖疎水施設が国宝指定へ/滋賀
25/06/01
文化審議会が5月16日、滋賀県大津市と京都市に所在する「琵琶湖疏水施設」を国宝に指定するよう文部科学相に答申した。
琵琶湖疏水施設は、琵琶湖の湖水を京都へ疏通する人工運河の構成施設。明治中期における西洋技術の習得過程において舟運、灌漑、防火、発電、水道など多岐にわたって、当時の土木技術を集約して築かれた。南禅寺の水路閣など自然と人工、伝統と近代が織りなす京都の独自の風致を形成し、文化史的意義も極めて深い。近代の土木構造物としては初の国宝指定となる。

南禅寺の水路閣
また答申では、1970年に開催された大阪万博のテーマ展示施設として芸術家・岡本太郎がデザインした太陽の塔(大阪府吹田市)など8件の建造物を重要文化財に指定するよう促した。
地域情報 の新着記事
- 名誉ソムリエに就任 下呂温泉観光協会・瀧会長/岐阜(25/12/10)
- 奈良・興福寺とJR西日本「まほろば」のお香を販売(25/12/05)
- 越前鳥の子紙や大津祭が追加 ユネスコ無形遺産(25/12/04)
- 瀬戸内ゴールデンルート 淡路島観光連盟、大鳴門橋自転車道開通で構想/兵庫(25/12/03)
- 歩く旅の道「宮城オルレ」 宮城県、トレイルの魅力を発信(25/12/03)










