静岡市由比港で桜えびの水揚げ 秋漁始まる
20/11/16
静岡県の駿河湾で11月1日、桜えびの秋漁が行われ、翌2日、静岡市由比港には4・6トンが水揚げされた。漁期は12月23日まで。
桜えび漁は2018年の秋漁が不漁のため見送られ、再開された2019年の秋漁では初日に2・5トンが水揚げされ今年はそれを大幅に上回った。
桜えびは、世界中で駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な水産資源。秋漁の桜えびは殻が柔らかく、甘いのが特長だ。夜に行われる桜えび漁は、水揚げされたばかりの新鮮な状態で翌朝に出荷され、由比港の「浜のかきあげや」をはじめ、静岡市内では多くの飲食店でとれたての生の桜えびが食べられる。
由比港漁業協同組合の宮原淳一組合長は初セリで、「湾奥や湾全体に渡って小さいながらも桜えびが増えていることに、明るい兆しを感じています。今後も資源管理を行い、継続的に桜えび漁を行ってまいります。多くの方に桜えびを味わっていただきたい」とあいさつした。
同漁協では出漁する漁船の数や漁の時間を制限するなど、桜えびの資源管理に取り組んでいる。
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