大阪・淀川の三十石舟航路を再現「淀川浪漫紀行」4月29日運航開始
大阪市・天満橋の八軒家浜船着場と大阪府枚方市の枚方船着場を結ぶ観光船「淀川浪漫紀行」が4月29日から運航される。江戸時代に淀川を行き来した三十石舟と同じルートを運航するもので、2022年3月13日までの期間中に計21回運航する。
淀川浪漫紀行は、枚方市と京阪ホールディングスが国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所と連携し来訪・交流を促そうと17年9月にスタート。京阪グループの大阪水上バスの遊覧船「ひまわり」が運航し、船内では淀川の語り部・柗永正光さんによる淀川の歴史やいきものなどについての解説、市立枚方宿鍵屋資料館(上り便)や大阪市中央公会堂(下り便)のリモート中継で船内にいながら枚方・大阪の歴史ある施設のガイドが楽しめる。

パナマ運河方式の毛馬閘門を通過
また、上り便では大阪・丸万寿司の特製弁当、下り便では枚方・割烹藤の特製弁当が付くほか、大阪天満宮の地下水で仕込んだビール「祝うてエール」と「枚方くらわんか酒」を数量限定で販売。歴史ある航路の船旅に華やかで縁起の良い気分を醸し出す。
運航日は、枚方が「東海道五十六次」の宿場町だったことにちなんで開かれる手作り市「枚方宿くらわんか五六市」の開催日である毎月第2日曜日を中心に、土曜日や祝日も予定している。

淀川浪漫紀行の運航日
上り便は、八軒家浜船着場を9時30分に出発し、12時30分ごろ枚方船着場に着く。下り便は、枚方船着場を13時30分発で、16時30分ごろ八軒家浜船着場着。いずれもパナマ運河方式の毛馬閘門通過体験が見ものだ。
参加費は一人5千円(乗船料・弁当代・お茶代・鍵屋資料館入館料・消費税込み)。申し込みはひまわり予約センター(TEL:06―6942―6699または、大阪水上バス公式ウェブサイトhttps://suijo-bus.osaka/cruiselist/detail.php?seq=221から。
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