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宮崎・日向市 短歌で観光プロモーション、牧水の故郷へ

21/06/18

歌人、若山牧水の故郷、宮崎県日向市が短歌をテーマにした音楽アニメや短歌ポスターで魅力を発信する「ヒュー!日向 ヒュー!短歌」プロモーションを6月18日から始めた。

日向市は2011年から全国の高校生を対象にした「牧水・短歌甲子園」を毎年夏休みに開き、牧水の顕彰と短歌の普及に取り組んでいる。今回のプロモーションでは牧水と短歌を軸に据え、「短歌という誰もが一瞬の感動を永遠にできる文化を体験しながら楽しむ、新しい旅の形を提案します」と、日向観光をアピールする。

音楽アニメ「あこがれ」は、旅する牧水と日向で暮らす1人の女子高生が時空を超えて交わる物語。牧水の代表歌の1つ「白鳥(しらとり)はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」で始まり、歌詞は五七五七七で作られている。ユーチューブで配信している。

短歌ポスターは台湾のイラストレーター、高妍さんが「日向岬展望台」「美々津」「お倉ヶ浜」「東郷」「へべす」など日向市の名所、名物をテーマにした短歌を基に描いた。

美々津のポスター

神武天皇がお舟出しした神話が残る港町「美々津」のポスターは「神様が 勇気を出して 船出した 美々津で私は 何を始めよう」の短歌と、重要伝統的構造物群保存地区に選定されている街並みが描かれている。

太平洋を望む日向岬展望台のポスターには「岬にて 見つめる先に 誰がいる 一周まわれば わたしがいるけど」という恋の歌が添えられている。

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