国交省、「手づくり郷土賞」を発表 大賞部門は熊本県山鹿市と宮崎県西都市が受賞
国土交通省はこのほど、地域づくりの優れた取り組みを表彰する2023年度の「手づくり郷土(ふるさと)賞」19件を選定、発表した。大賞部門は、熊本県山鹿市の「米米惣門ツアー―永遠に続くストーリー」と宮崎県西都市の「記紀の道―地域の宝をつなぎ心を育む」が受賞した。
手づくり郷土賞は地域の個性・魅力を創出し、社会資本と関わりをもつ優れた地域活動を表彰するもので、1986年度に創設。今回は全国から35件の応募があり、そのなかから一般部門13件、これまでに受賞経験があるものから選ぶ大賞部門2件を選定した。
一般部門を受賞した地域と取り組み名は次の通り。
北海道函館市―はこだて花かいどう―20年目のおもてなし▽北海道釧路市―くしろ元町の歴史と自然を活かしたフットパス活動▽千葉県君津市―人が集まり交流する都市公園へ―地域をつなぐホタル復活プロジェクト▽茨城県守谷市―市民手づくりの本格的自然歩道「守谷野鳥のみち」―市街地隣接大規模未利用緑地の戦略的活用▽新潟県上越市―無人駅で賑わいの創出▽岐阜県高山市―「人と自然の交流拠点」しのぶ砂防堰堤▽愛知県一宮市―手づくり文化の発信から公共地の官民連携活用へ▽兵庫県宍粟市―ひらかれた農山村地域社会の実現をめざして▽島根県浜田市―「幻の広浜鉄道今福線」を活かした地域活性化▽島根県雲南市・奥出雲町―尾原ダム地域活性化の取組み―地域とともに10年、そしてこれからも。▽愛媛県八幡浜市―港を拠点とした市民によるまちづくり活動―みなとまち八幡浜の再生▽高知県佐川町―牧野富太郎博士への思いを紡ぐ公園づくり―みんなで育てる牧野公園▽沖縄県那覇市―国場川河口域で自然・環境学習の場づくり活動
受賞記念発表会は12月23日、東京都江東区の東京国際交流館プラザ平成で開かれる。
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