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静岡市・駿河湾で桜えびの春漁始まる、初日は久々の豊漁に

23/04/11

静岡県の駿河湾で4月4日、桜えびの春漁が始まり、翌5日、静岡市由比港には40トンが水揚げされ初競りが行われた。水揚げ量は昨春初日の0・9トンから40倍超となる久々の豊漁で、港は沸き返った。春漁は6月9日まで。

初日は昨年40倍超の水揚げ

由比港漁業協同組合では桜えびの漁獲量減少を受け、この数年、漁船の数や漁の時間を制限するなど、桜えびの資源管理に取り組んできた。

宮原淳一組合長は「初日としては記憶にないくらいいの量」、大石達也専務理事は「初日なのでまだ何とも言えないが、少し不漁から抜けたという印象。今後もみなさんの協力を得ながら、漁師にも消費者にも良い漁を続けていきたい」と気を引き締めた。

桜えびは、世界中で駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な水産資源。駿河湾では春と秋の年2回、漁が行われている。このうち春の桜えびは富士山の雪解け水で育ち、実が大きく甘いのが特徴だという。

桜えび漁は夜に行われ、翌朝には新鮮な状態で出荷される。静岡市内では由比漁協直営の「浜のかきあげや」(由比港)や多くの飲食店で獲れたての生の桜えびやかき揚げなどが食べられる。

由比漁港へはJR東海道線由比駅から徒歩10分。東名道清水ICから20分。

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