RWC日本 男8人で観戦に来るオージーの旅程を見てみよう
9月20日のRWC日本大会の開幕まで1週間。期間中、ラグビー観戦に世界から40万人が訪日すると見込まれている。
大会は国内12道府県(北海道、岩手、埼玉、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡、熊本、大分)の競技場で、2カ月以上にわたって開かれる。
「ラグビーは試合間隔も長く、観戦旅行者の日本滞在も長いのではないか」「試合のない日は、会場となる都市や周辺を観光して過ごすのではないか」と、開催都市を中心に受け入れ準備に力が入る。
過去3回優勝し、今回も優勝候補筆頭のオールブラックスはすでに千葉県・柏の葉で、過去2回優勝のワラビーズは小田原市で、それぞれキャンプイン。試合会場でなくても、街をあげて盛り上がっているようだ。
パブでPVで温泉で、訪日旅行者に声かけて一緒に楽しもう
Web版トラベルニュースは最近、RWC日本大会の観戦で日本を訪れる予定のオーストラリア人の旅行日程を入手した。シドニー在住の男性で友人と8人で来日する。全員奥さんは帯同しないらしい。
どんな予定か見てみよう。
〇9月18日 夕刻、羽田国際空港に到着。当日は新宿・神楽坂の友人宅に宿泊。
〇19日 都内観光。夕方の便で札幌へ。ホテルチェックイン。
〇20日 札幌ビール園など札幌市内観光。夕刻、東京から来る日本人の友人らと合流。開幕ゲームの日本対ロシア(19時45分~、東京スタジアム)を、札幌・大通公園のパブリックビューイングもしくはスポーツパブで観戦。
〇21日 13時45分から札幌ドームでオーストラリア対フィジーを観戦。観戦後、札幌市内で夜半まで飲食。
〇22日 朝はゆっくりし、鉄路で函館へ。夜は函館山でサンセットと夜景を観賞。
〇23日 終日、函館観光。
〇24日 午前の便で東京へ。午後、マリカー・ツアーに参加。
〇25日 東京グレートサイクリングツアー(中央区)に参加、自転車で浅草など東京を観光。
〇26日 昼頃の北陸新幹線で軽井沢に移動し、友人のセカンドハウスに滞在。夜の軽井沢を飲み歩きする。
〇27日 終日、軽井沢観光。ブッシュウォークや禅体験、温泉でリラックス。
〇28日 昼頃の北陸新幹線で東京へ移動。新宿・歌舞伎町のホテルにチェックイン。
〇28日 終日、東京観光。皇居、明治神宮、代々木公園など。
〇29日 朝、靖国神社まで散歩。原宿竹下通りや表参道、外苑で新国立競技場を見学。午後は東京スタジアムに移動。16時45分からオーストラリア対ウェールズを観戦。夜更けまで六本木のバーを梯子。
〇30日 終日、東京観光。
〇10月1日 昼頃の便で羽田からシンガポールへ。真っすぐにシドニーには戻らず、シンガポールに向かう理由は不明だ。
旅程を見ると日本滞在の期間は14日間となる。2018年の国別訪日動向で、オーストラリアからの訪日旅行は平均13・3泊だから、ほぼ同じ長さだった。
この間に、オーストラリア戦2試合を札幌と東京のスタジアムで観戦し、試合の合間には、東京、札幌、函館、軽井沢の4都市を観光する。
旅行消費はどうか。同じく18年、オーストラリアからの訪日旅行支出は1人24万2千円ほど。友人宅滞在はあるが、観戦チケット代、スタジアムを含めてラグビー観戦中の大量のビール消費などを見込むと、旅行支出は平均を上回りそうだ。
- 累計過去最速で3千万人突破 10月の訪日客、31・6%増の331万2千人(24/11/22)
- 日本政府観光局 北陸復興へ、韓国観光関係者100人を招請(24/11/20)
- ウィラー 訪日旅行者向け「 Snow Contents」旅行を発売(24/11/14)
- ナショナルジオグラフィック 2025年に行くべき世界の旅行先25選に金沢(24/10/30)
- WILLER EXPRESS レストランバスで行く日本文化体験ツアー発売(24/10/24)