9.0%増の1兆2千億円 7―9月期の訪日外国人旅行者消費動向
19/10/18
観光庁が発表した7―9月期の訪日外国人旅行者の消費動向調査結果(1次速報)によると、訪日外国人全体の旅行消費額は前年同期比9・0%増の1兆2千億円だった。
国・地域別の旅行消費額は、1位が中国の5051億円で、構成比は42・1%。シェアは再び拡大している。2位が台湾の1386億円、3位が韓国の915億円。以下、香港、米国、タイと続き、上位5カ国で全体の75・0%を占める。
訪日外国人の日本国内での1人あたりの旅行支出は同5・2%増の16万5425円。1人あたり最多支出国はフランスで25万2千円とトップに。2位はスペイン、3位はオーストラリアとなり、欧米豪が上位を占めた。
費目別では、買い物代33.0%、宿泊料金30・1%、飲食費22・1%の順。国・地域別の費目別消費額では、宿泊費は欧米豪で高く、フランスの10万5千円が最高。買物代は中国が9万4千円で突出している。
インバウンド の新着記事
- 高付加価値旅行の消費額、旅行者数ともに世界を大きく上回る JNTOが23年の市場規模調査(25/06/16)
- 桜シーズンで好調、単月過去最高を更新 4月の訪日客、28・5%増の390万8900人(25/05/29)
- 日本が仏「トラベルドール」初受賞 イノベーションやSDGsなど高評価(25/05/05)
- 「困ったことはなかった」5割超も「ごみ箱が少ない」 観光庁が訪日外国人旅行者の受入環境調査(25/04/25)
- 1―3月期の訪日外国人旅行消費額は28・4%増の2兆2720億円 市場拡大続く(25/04/23)