大阪中之島美術館や金剛峯寺 「文化観光推進法」拠点・地域計画15件を認定
観光庁は5月25日、美術館や社寺・城郭など地域の文化施設を中核に地域の観光を振興する「文化観光推進法」(文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律)に基づく拠点計画、地域計画の3回目の大臣認定を行い、発表した。拠点計画9件、地域計画6件の計15件が認定された。
文化観光推進法は2020年5月1日に施行。博物館や美術館、社寺・城郭など「文化観光拠点施設」を中心に、地域における文化観光を推進するもの。文化資源保存活用施設の設置者らが作成する拠点計画、地域計画を主務大臣である文部科学大臣、国土交通大臣が認定し、国や地方自治体、国立博物館などからの助言や国際観光振興機構による海外宣伝、国などが所有する文化観光拠点施設での公開協力などの支援を行う。
今回は3月22―24日に申請を受け付け。有識者委員会による審査を経て認定した。これまでに認定されたのは拠点計画24件、地域計画16件の計40件となった。
今回認定された計画は次の通り(文化観光拠点施設と実施地域)。
【拠点計画】
小樽芸術村(北海道小樽市)
横浜開港資料館(神奈川県横浜市)
長野県立美術館(長野県長野市)
大阪中之島美術館(大阪府大阪市)
姫路市立美術館(兵庫県姫路市)
総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)
水木しげる記念館(鳥取県境港市)
備前おさふね刀剣の里(備前長船刀剣博物館)(岡山県瀬戸内市)
大分県立美術館(大分県大分市)
【地域計画】
石川県立美術館、石川県立歴史博物館、金沢21世紀美術館、金沢能楽美術館、国立工芸館(石川県金沢市)
彦根城、彦根城博物館(滋賀県彦根市)
長浜城歴史博物館、長浜市曳山博物館、長浜鉄道スクエア(滋賀県長浜市)
城崎国際アートセンター(兵庫県豊岡市)
海の道むなかた館、福津市複合文化センター歴史資料館、宗像大社神宝館(福岡県宗像市、福津市)
長崎歴史文化博物館、大浦天主堂キリシタン博物館、平戸市生月町博物館島の館、五島観光歴史資料館、有馬キリシタン遺産記念館、長崎県美術館(長崎県)
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