観光庁の観光拠点再生支援 事業連携型の128件を採択
21/08/10
観光庁は8月6日、短期間で観光地や温泉地をブラッシュアップする「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」で支援する事業者連携型の事業計画について全国の128件を採択したと発表した。
同事業は地域の5者以上で構成する事業者グループを対象に、2022年2月末までに短期集中で完了できる改修工事など支援する。
時代にあった施設への改修やコロナウイルス感染防止対策としての換気設備の導入、実証ツアーの実施などが支援の対象となる。建物の老朽施設を修繕するだけでは補助金は使えない。
建物の修繕は費用の2分の1、実証ツアーやプロモーションの実施は全額補助する。いずれも上限がある。旅館ホテルの場合、団体向けから家族向けへの客室の改装や、大宴会場の個室食事処やワーケーションスペースへの改修などに補助を受けられる。
また、観光客が利用する飲食店や土産物屋の店舗改修も対象となる。
観光庁はウェブサイトで128件の採択案件のうち主な計画として、ドラマ「北の国から」の舞台をリブランディングする「ふらのバス」(北海道富良野市)の計画や、乳頭温泉郷を中心に上質で安心安全な滞在環境を整備し、ポストコロナの誘客強化を図る秋田県仙北市乳頭温泉組合の実施計画を紹介している。
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