19年比０・５％増の４兆２３３１億円、コロナ前上回る　１―３月期の日本人旅行消費

観光庁が５月17日に発表した１―３月期の日本人の旅行・観光消費動向調査結果（速報）によると、国内旅行消費額はコロナ前の２０１９年同期比で０・５％増の４兆２３３１億円だった。前年同期比では80・２％増。全国旅行支援の効果もあり宿泊を中心に国内旅行市場は順調に回復が進んでいる。

国内旅行消費額のうち、宿泊旅行消費額は19年同期比６・１％増、前年同期比87・３％増の３兆４４６９億円。日帰り旅行消費額は19年同期比18・３％減、前年同期比54・５％増の７８６２億円。

国内延べ旅行者数は19年同期比17・１％減、前年同期比55・２％増の１億13万人。旅行者数の内訳は宿泊旅行が19年同期比９・４％減、前年同期比60・９％増の５８０２万人、日帰り旅行が19年同期比25・８％減、前年同期比48・１％増の４２１１万人。

旅行１回あたりの旅行単価は19年同期比21・２％増、前年同期比16・１％増の４万２２７７円。宿泊旅行が19年同期比17・１％増、前年同期比16・４％増の５万９４１３円、日帰り旅行は19年同期比10・０％増、前年同期比４・３％増の１万８６６９円だった。