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ムスリムインバウンドEXPO、大阪で初開催 1200人が来場

17/09/15

ムスリム市場に特化した商談会「ムスリムインバウンドEXPOin大阪2017」がこのほど、堺市北区の堺市産業振興センターで開かれた。2日間で、旅行会社や訪日市場に関心のあるバイヤーら1200人が来場。今後拡大が予想されるムスリム市場への関心の高さを伺わせた。

EXPOは今年初めての開催で、ムスリム向けの商品やサービスを取り扱う事業者など約50団体が出展。ハラール食品の展示や中東圏のファッションや文化などが紹介された。ムスリム向け日本料理の体験教室などのブースも多くの来場者が詰めかけていた。

また、会場では開店1年で1万人以上のムスリムを受け入れた日本食レストランのオーナー自らがノウハウを伝える講演なども行われた。参加者からは「これから受入対応に取り組むにあたって参考になることが多かった」などとの感想が聞かれた。

現在、世界で16億人以上とも言われるイスラム教徒。その半数はASEAN地域などアジアが占める。LCCの路線が多い関西国際空港を抱える大阪では今後ますますムスリムの旅行者が増加すると見込まれている。

商談会を主催した実行委員会の事務局、関西ムスリムインバウンド推進協議会の野村雄一副代表は「来場者の滞在時間が長く関心の高さをうかがい知ることができました。今回初のEXPO開催が関西圏でのムスリム受入体制を整えることに少しでも寄与できればうれしく思います」。

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