じゃらん 年末年始の国内旅行は「令和最初の」が後押し
じゃらん(リクルートライフスタイル)は12月12日、年末年始の国内旅行動向を発表した。じゃらんネットの宿泊予約状況とアンケート結果から、人気旅行先や傾向をまとめた。
アンケートからは、令和最初の年末年始が、旅行者心理にプラスの影響を与えている様子がうかがえた。「例年の年末年始と比べて変化がありますか」の問いに、2割の人が「例年は旅行に行かないが、この年末年始は行く」と答えている。じゃらんネットの年末年始の予約も前年比で増加している。
ちょっと恣意的に見える、「リニューアルされ伝統を継承しながら現代的な視点を取り入れたようなスポットに行ってみたいと思いますか」という長い問には、7割以上の人が「はい」と答え、じゃらんでは、「日本文化、伝統」の新たな魅力を発見するリニューアルスポットに注目する。
新潟県月岡温泉、山梨県富士吉田はいかが
大橋菜央・じゃらん統括編集長は、日本全国の中から、新潟県月岡温泉と山梨県富士吉田を注目スポットにあげている。
月岡温泉について、「新潟の食材を試飲・試食・手作り体験などができるテーマ性のあるお店を空き店舗を利用して続々オープンするなど、温泉地の人気が再燃しています」と紹介。

空き店舗数軒を人気店舗に再生。街歩きが楽しい月岡温泉
富士吉田については、「昭和初期に織物によって栄えた富士吉田には、古き良き街並みが残っています。富士山が見える忠霊塔や街並みが日本らしいフォトスポットとして、外国人観光客の間でも話題になり、吉田うどんや機織などの文化はそのままに、街全体が賑わいを取り戻しているようです」と、いずれも好意的に紹介している。
予約状況から測る年末年始の人気都道府県のトップ10は、東京、大阪、北海道、千葉、沖縄、静岡、神奈川、長野、福岡、兵庫の順となった。
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