第4の収益の柱を立てる 京旅協が総会
京都府旅行業協同組合(森野茂理事長=アルファトラベル)は5月26日、京都市下京区の京都経済センターで第39期通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選は全役員の留任を決めた。
森野理事長は「今年度もコロナウイルスとの戦いが続き、旅行業も新しい生活様式に順応する必要に迫られています。京旅協もさらに効率的で機能的な運営を行いたい」と述べ、安心安全な旅行のための情報提供や観光需要喚起につながる研修の実施、組合特典事業である「じも旅京都」の啓蒙啓発、十石舟事業のスリム化などに役員一丸となって取り組むことを強調した。
![京都府旅行業協同組合](https://www.travelnews.co.jp/img/210701tourist1.jpg)
全役員留任を決めた
事業報告では、組合の収益の柱である岡崎十石舟の乗船人数の減少や京旅クーポンの発行高減少など苦しい経営状況だった一方、地域活性化のため京都府と京都市の協力を得て行った地元京都の魅力を伝える「じも旅京都」が297件、2700人集客でき好評だったことが伝えられた。
現状を踏まえた上で今後、現状の組合収益の3本柱であるクーポン事業、協定施設、岡崎十石舟だけでは事業継続は難しいと判断。昨年度から始めた京都市観光協会や京都府内のDMO、南あわじ市などとの連携事業、じも旅京都のほか、募集型企画旅行を強化し、4番目の収益の柱としていく考えを示した。
今年度の事業は(1)組合員数、協定機関数の保持(2)効率的、機能的かつ必要最小限の運営(3)京旅だよりの発行、他媒体による情報発信(4)じも旅京都の販売(5)京りょまる得ユニットプラン・貸切バスキャンペーンの企画、HOK連絡会との共同販売(6)国内外旅行勉強会、研修旅行の実施(7)ホームページでのじも旅京都着地型商品のPR、十石舟予約販売などを行う。
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