地区再編し結束強化 愛知県旅行業協会・総会
22/06/30
一般社団法人愛知県旅行業協会(藤田雅也会長=アイラブイット)は6月7日、蒲郡市のホテル竹島で第9回定時総会を開いた。地区再編によって会員の結束力を高め、コロナ禍の苦境を打破する体制構築を決めた。
藤田会長は「観光業界は利益率の低い商品ばかりを造ってきた傾向にありますが、我々は魅力ある商品造成を行い、値下げ合戦を終了させたい」と述べた上で「中小旅行会社が強みとする顧客との信頼関係によって、団体需要を復活させることができる」と訴えた。
地区再編については名古屋第1−3地区を統合し名古屋地区、尾張地区と愛知知多地区を尾張知多地区、西三河地区と東三河地区を三河地区とするなど従来の7地区から3地区に変更した。
2022年度事業については愛旅協・協定会員連盟とのタイアップによる販売促進事業の実施、愛旅協会員のIT化促進などを行うとした。県観光振興課と連携し新規登録業者への協会への入会促進等の説明会も開く。
続いて行われた愛知県旅行センター(森川雅史社長=宿ネットワークサービス)の株主総会で森川社長は「昨年度、県民割の事務局を担うことができた。今年度も収益を確保し、株主に還元できるよう努めたい」と話し、来賓の株式会社全旅の中間幹夫社長は「デジタル化を強化していく」との考えを示した。

「収益を確保し株主に還元できるよう努めたい」
と話した愛旅センターの森川社長
旅行業 の新着記事
- 阪急交通社とエアトリインターナショナル、海外個人旅行で業務提携 商品を相互販売(22/08/03)
- 19年比59・0%減の577億9600万円 JTB・5月の旅行取扱(22/07/29)
- 江利川・前ジャルパック社長らが受賞 今年の「JATA会長表彰」(22/07/28)
- 協業で逆境を乗り越える 関西旅丸会が総会、会員サポート拡充図る(22/07/28)
- 受入機関の入会門戸を開く 観栄会(22/07/27)