楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

じゃらん人気温泉地ランキング2024、草津温泉が2年ぶりの2冠を達成

23/12/12

リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」は12月11日、温泉地利用に関するアンケート結果として「じゃらん人気温泉地ランキング2024」を発表した。今回で18回目の実施。全国人気温泉地ランキング(これまでに行ったことのある温泉地のうち「もう一度行ってみたい」温泉地)の1位に「草津温泉」(群馬県)を選出した。草津温泉は全国あこがれの温泉地ランキング(まだ行ったことはないが「一度は行ってみたい」温泉地)と併せて2年ぶりの2冠となった。

同ランキングのアンケートは、旅行サイト「じゃらんnet」で2022年8月から2023年7月までにレジャー目的での宿泊予約などを行った会員を対象にインターネット上で実施。調査期間は2023年8月16~30日で、有効回答数は1万6107人。対象温泉地は、全国の327温泉地(除く東京都・沖縄県)を対象として設定。

回答者プロフィール

草津温泉が2冠、全国人気温泉地ランキングは僅差で箱根温泉から1位を奪還

全国人気温泉地ランキングは、前年の2位の草津温泉が1位(2918票)を奪還し、僅差で「箱根温泉」(神奈川県)が2位(2877票)となった。草津温泉は、全国および関東・甲信越居住者の両方で達成し、2年ぶりの2冠となった。3位は、前年4位だった「道後温泉」(愛媛県)で2187票だった。

じゃらんリサーチセンターの五十嵐大悟研究員は、「草津温泉は、若者需要を見据えつつも全方位に魅力を提供した。宿泊単価はリーズナブルなものが主だが、高価格プランが増えるなど、幅広いプランが提供されている。地域としても湯畑を中心に景観整備を行うなど、周辺地域の開発や混雑緩和のための交通路整備に注力するなど、戦略ある継続的開発は幅広い層の支持につながっている」と説明する。

全国あこがれの温泉地ランキングは、前年のトップ3から変化がなかった。1位が乳頭温泉郷(秋田県)で2592票、2位が草津温泉で2397票、3位が銀山温泉(山形県)で2371票だった。

おすすめしたい穴場温泉地ランキング(これまでに行ったことのある温泉地のうち「おすすめしたい穴場温泉地」の推奨率)は、前年同様に1位が乳頭温泉(前年1位で30.5%)、2位が山鹿・平山温泉(熊本県、同2位で26.8%)だった。3位は、前年15位だった温泉津温泉(島根県)が26.0%で順位を大きく上げた。

 

記事協力 ツーリズムメディアサービス(https://tms-media.jp/posts/18354/

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ