東武トップツアーズ 「首都圏外郭放水路」の防災ツーリズム強化
25/03/12
東武トップツアーズは3月10日、国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所、春日部市役所と合同で記者会見を開き、防災地下神殿「首都圏外郭放水路」の防災ツーリズム強化策を発表した。
「災害の自分事化」10万人計画の始動を掲げ、防災意識の向上を目的とした観光プログラムを拡充する。
気候変動の影響で集中豪雨や大型台風が頻発する中、国土交通省は災害リスクを自らの問題として捉える「災害の自分事化」の推進を掲げている。東武トップツアーズはこの方針を受け、観光を通じて防災の知識を広める試みを強化する。
今回発表された施策では、見学者向けに「自分事化カード」を配布し、防災コンシェルジュが命を守るための方法を解説するほか、光と音によるライトアップ演出を実施し、首都圏外郭放水路を訪れる魅力を高める。

地下神殿のような「首都圏外郭放水路」
また、第3立坑を新規公開し、年間100人限定の「地下河川を歩くアドベンチャー体験コース」を設けるほか、小学生向けの探究学習プログラムを開発し、文部科学省の学習指導要領に基づく防災教育を推進する。
訪日旅行者の受け入れ強化で、21カ国語に対応した多言語翻訳システムを導入する。埼玉県内の観光スポットを巡る地域周遊型観光イベントも行う。
東武トップツアーズは、これらの施策により、首都圏外郭放水路への年間来場者数を10万人規模へ引き上げることを目指す。
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