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ひがし北海道への思い綴る DMOで活躍した野竹さんが自費出版

25/09/15

今年春まで一般社団法人ひがし北海道自然美への道DMOで専務理事を務めていた野竹鉄蔵さんがフォトエッセイ「~ひがし北海道~私に光を観せてくれた風景たち~」を野々風人のペンネームで自費出版した。学生時代から愛して止まなかった道東の雄大な風景の写真に、自身の思いを詩文にのせている。

大阪府に生まれた野竹さんは学生時代からたびたび北海道を訪れ、名鉄観光サービスに就職後は北海道ツアーの企画造成から添乗まで携わった。雄大な大地の魅力を伝えようと、一直線に伸びる道路を「感動の径」と名づけるなど北海道のファンづくりに力を注いだ。

2011年に一念発起して道東に移住した後は、DMO職員として観光資源の発掘や二次交通網の整備などに尽力。若手人材の登用も促し、地元で観光塾を主宰してきた。

移住するまでペーパードライバーだった野竹さんが吹き溜まりに突っ込むなど苦闘しながら道東をくまなく移動し、四季の変化や北の大地が織りなす奇跡の瞬間を切り取ったのが本エッセイ。自らを観光原理主義者と称する野竹さんが14年間培った「観光へのまなざし」を我々に提案する内容だ。

今は道東のツアーコーディネーターとして活動するとともに、リアル旅行会社の未来を模索する日々。個人で旅行をデザインするのが難しいひがし北海道にその萌芽はあると考えている。

本書希望の方は編集部まで一報ください。

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