カハラブランドホテル、横浜に20年開業 リゾートトラスト
会員制リゾートホテル、エクシブなどを国内で展開するリゾートトラスト(名古屋市中区)は10月16日、東京・日本橋で新規事業説明会を開き、2020年に横浜市・みなとみらいにラグジュアリーホテル「ザ・カハラ・ホテル&スパリゾート横浜」を開業すると発表した。
説明会で伊藤勝康社長は「会員制ホテルビジネスの強みである圧倒的なハードとクオリティの高い料理、お客様に育てられたハイクオリティのサービスとカラハブランドの融合で、新たなラグジュアリーホテルを創造したい」と話し、カハラブランドでアジアを手始めにした海外進出の構想も明らかにした。
同社ではホテル事業の世界展開を視野に、14年にハワイ・オアフ島のザ・カハラ・ホテル&リゾートを取得し、ラグジュアリーホテル運営のノウハウを蓄積してきた。
横浜に建設するホテルは敷地面積9500平方メートル、延床面積4万8000平方メートルの14階建て。カハラ146室に加え、同社のハイエンドブランドで会員制のリゾートホテル「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&リゾート」(138室)を併設する。いずれも客室面積は50平方メートル以上で、室料10万円程度からを予定している。付帯施設としては、複数のレストランにスパ、インドアプールなどを備える予定。総事業費は458億円。
カハラブランドでは沖縄など国内に加えて、バリ、プーケット、シンガポールなど海外展開を目指す。
伊藤社長は「横浜開業以降は、10年で5カ所程度、その後は年1棟程度のペースで展開したい。日本のホテルを世界に示したい」と意欲を語った。
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