障がい者や高齢者に優しい旅館 なにわ一水が従業員に 「サービス介助研修」/島根
19/01/31
島根県松江市の松江しんじ湖温泉の旅館「なにわ一水」で1月8、9日の2日間、公益財団法人日本ケアフィット共育機構による「サービス介助研修」が開催された。同旅館は改修工事などのために休館しており、接客や調理、フロント、営業など各部署から計40人が参加した。
研修は2時間。障害者差別解消法などの法律や日本の高齢社会の現状、高齢者の身体のことや視覚、聴覚など障がいの状況について学習。高齢になった時の見え方を体験できるゴーグルをかけ、お互いの顔をみたり、書類に名前を書いたりして高齢者の状況を体感。また車椅子利用者への対応として、段差を上ったり、持ちあげて階段の昇降する方法のほか、視覚障がい者の案内方法などを体験した。その後、簡単な確認テストを実施し研修を終了した。

2日間で各部署の40人が参加
勝谷有史社長は「接客部門だけでなく、調理部門のスタッフも学習することで、自分たちが調理した料理が高齢者には実際どのように見えているかを感じられ、気づきが生まれ料理に工夫が出てくるのではないでしょうか」。
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