東京のホテルから:衛生対策の見える化に知恵絞る
20/09/18
未だ経験したことのないコロナ禍において、宿泊業に携わる多くの人達が知恵を絞り、お客様や従業員に安心・安全を提供しながら、ニューノーマル時代を生き抜いている。

高尾山駅(八王子市)© TCVB
私共のホテルでは、情報を確認しながら、2月より下記のコロナ感染防止対策を行った。
①マスクの確保と従業員への支給・お客様への配布、マスク着用の徹底②健康チェックシートの作成と毎日の記入③全客室と必要箇所に消毒液・アルコール除菌ジェル・抗菌紙おしぼりを設置④客室等清掃時には、各自消毒液の携帯と手袋の着用、手洗い・うがいの励行⑤通常の清掃に加え、除菌清掃の実施と換気の徹底⑥オペレーションの変更⑦宿泊カードにお客様の体温と検温時間の記入欄を追加し、全客室に非接触型体温計を設置⑧従業員には、万が一感染者と疑われるお客様への対応を周知-等々。
さらに経営面では、感染防止対策に経費をかける一方、イベントによる広告宣伝費やその他の経費削減を実施し、従業員の人員配置を見直した。
今後も、従業員の健康面に十分配慮し、顧客の動向を見守りつつ、衛生対策の「見える化」を施策としていきたいと思う。
(八王子市のホテル経営者)
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