池の平ホテルで「旅館大学セミナー」 リョケン、受講生募る/長野
課題解決に取り組んだ旅館ホテルの事例から学ぶ「旅館大学セミナー」が12月12―13日に開かれる。リョケンが主催し通算168回目となる恒例のセミナーで、4年ぶりのリアル開催となる今回は、開業当時から67年間営業してきた本館を解体・新築し今年4月にグランドオープンした長野県立科町の池の平ホテルが会場。池の平ホテル&リゾーツの矢島義拡社長が講演するほか、新築したホテルを視察する。旅館ホテルの経営者ら受講者を募集している。
セミナー1日目は、池の平ホテルが掲げる「高原レイクリゾート」のコンセプトと核施設の特徴、本館リニューアルに伴うIT化や働き方改革、宣伝PRなどのプロジェクトチームの取り組みと成果、池の平ホテル&リゾーツの今後の展望について矢島社長が話す。館内見学も行う。
![池の平ホテル](https://www.travelnews.co.jp/img/231027yado1.jpg)
池の平ホテルの新本館
2日目は、リョケンの佐野洋一社長が旅館の経営指針を発表。「根を下ろす経営―アイデンティティを確立せよ」と題して、コロナ後の経営のあり方を示す。また「顧客支持第一主義」として商品づくりや市場分析、組織づくりについてもリョケン研究員が講演する。
佐野社長は「本年の経営指針として提言するのは『根を下ろす経営』です。どんな経営をしていくのか? どんな旅館としてやっていくのか? 一番大事にすべきものとして何を守っていくのか? 自社とその商品のアイデンティティの確立が求められています。しっかりとしたコンセプト軸を持った経営のために何をすべきかを考えます」と参加を呼びかけている。
受講料は1人2万7千円(税込)。宿泊料、夕食時飲物代、懇親会費用などは別途1人3万5千円から。
問い合わせは電話0577―83―2120。
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