宿の日クーポン配布 全旅連シルバースター部会が総会、24年度事業計画決める
高齢者や障がい者が安心して過ごせる宿泊施設づくりを進める全旅連シルバースター部会(渡邊幾雄部会長=栃木県・やまの宿下藤屋、640軒)は7月10日、東京・平河町の砂防会館で2024年度総会を開いた。47都道府県から代議員30人が出席し、23年度事業報告と決算、24年度事業計画と予算を審議、承認した。
渡邊部会長はあいさつで「まずは能登半島地震の被災者にお見舞い申しあげます。シルバー部会で4月に現地を視察しました。思ったよりひどい状況で、復旧に手つかずの部分もありました。東日本大震災からの復興のように、長い目で支援していきたい」と訴え、部会会費から和倉温泉・輪島にお見舞金を届けたことを報告した。
また「暑い日が続いています。異常気象の時代で大雨による災害も頻発しています。会員各位には防災に十分心掛けをお願いしたい」と呼びかけた。
来賓の井上善博・全旅連会長は「札幌で開催した全旅連全国大会には、シルバースター部会の会員にもたくさんご参加いただき、無事終えることができました。全旅連では現在、日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指し活動しています。安心して温泉を利用するには衛生管理が欠かせません。部会が実施している浴場の衛生管理事業をさらに前に進めてください」と期待した。
部会では23年度事業として厚労省の監修を得ながら「安心・安全なお宿のお風呂手入れの手引き書」を発行し、会員に配布している。
加えて、部会では楽天トラベルと連携した集客事業に取り組んでいる。楽天トラベルのウェブサイトに通年で「人に優しい宿」ページを設け、会員宿泊施設の予約を受け付けているほか、例年8月には「宿の日」(8月10日)特集を実施している。今年度も対象宿泊施設で利用できる宿の日クーポンを配布する。
今年度の総会では研修会として元プロ野球選手で野球解説者の阿波野秀幸さんが、「プロ野球の世界から伝えるプロ意識、コミュニケーション、名監督達から学んだこと」をテーマに講演した。
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