箱根ロープウェイが全線で運転再開 噴火警報レベル引き下げで
19/10/31
箱根ロープウェイ(神奈川県小田原市)は10月26日から、早雲山-大涌谷-桃源台の全線で運転を再開した。これで箱根湯本から代行バス、箱根登山ケーブルカー、芦ノ湖遊覧船、路線バスを乗り継ぎ、箱根を周回する観光ルートが確保されることになった。
今年5月19日に、気象庁が箱根山の噴火警報レベルを「活火山であることに留意」のレベル1から、レベル2の「火口周辺警報」に引き上げたのに伴い、大涌谷周辺への立ち入りが規制され、箱根ロープウェイは約4カ月間全線で運転を中止。9月21日から警戒区域外の姥子-桃源台(芦ノ湖畔)で運転を再開していた。
その後、気象庁が10月7日、箱根山の噴火警戒レベルを約5カ月ぶりに1に引き下げたことで、大涌谷周辺の安全確認作業が続けられていた。確認作業は台風19号による記録的な大雨や被災の影響で遅れていたが、24日、大涌谷への立ち入り規制の一部が見直され、ロープウェイの運行が可能になった。
ただ、大涌谷では駅舎の外に出ることはできない。また、火山性ガスの影響があり、箱根ロープウェイでは、呼吸器疾患や心臓疾患、アレルギー性ぜん息の人は乗車できないことや、乳幼児や高齢者の利用についても注意を呼び掛けている。
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