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中国南部のクルーズ市場拡大

中国の上海や天津港を発着する大型クルーズ客船が大挙して九州の港にやってくることは前回紹介しました。アメリカのクルーズ運航会社が次に目をつけたのが中国南部のマーケットでした。厦門、広州(南沙)、香港の3港と、台湾の基隆港が起点港に選ばれました。中国北部のクルーズマーケットが急成長過程の踊り場と見た各社は2年ほど前から、中国南部のクルーズマーケットの開拓に取り組みました。

この新しい中国南部発着クルーズの寄港港に選ばれたのは沖縄の港でした。フィリピンやベトナムの港もターゲットに入って開拓が進んでいますが、やはり今の中国人観光客には、日本が最も人気のブランドです。そして那覇港をはじめとして、石垣島と宮古島にも注目が集まりました。

これらの港へのクルーズ客船の寄港数は、2015年から爆発的に増加しています。今年の那覇港への寄港数は237回の予定で、石垣島は153回、宮古島の平良港は140回となりました。海外のクルーズ会社が、沖縄本島の本部港と平良港のクルーズ客船受入施設に大きな投資をすることも決まりました…

(池田良穂=大阪府立大学特認教授)

(トラベルニュースat 2017年11月10日号)

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