「宝物」そろう山岳高原 上高地ホテル白樺荘、初夏のミニ開山祭開く(1)
上高地ホテル白樺荘(長野県松本市上高地)は6月6日、メディアや県内常連客が参加し「ミニ開山祭」を開いた。
例年4月27日に河童橋のたもとを主会場に開っかれる「上高地開山祭」は今年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で神職や関係者だけで安全祈願の神事のみを行った。
独自にミニ開山祭を行ったことについて、ホテル白樺荘の鳥居総一郎社長は「多くの皆様に、元気になっていただくことが、最大の目的です。沈滞する観光を元気にしたい。外出を控えてひたすら自粛する皆様に美しい上高地をお目にかけ、世界に誇る上高地は何があろうと永遠に美しいということをお伝えしたい」と思いを込めた。
6日午前、ミニ開山祭はホテルのテラスレストラン「ラ・ベルフォーレ」を会場に、通常の上高地開山祭同様にアルプホルンの演奏で幕開け。その後、ネイチャーガイドの案内で「白樺展望台・岳沢湿原」を約1時間散策したり、上高地の成り立ちや河童橋の由来などを聞くレクチャーに参加して、例年と異なる静かな上高地を堪能した。

ホテル白樺荘のテラスレストラン
から望む穂高連峰
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(参考サイト)上高地ホテル白樺荘
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