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27年「ベオグラード万博」をPR セルビア政府観光局・マリヤ・ラボヴィッチ局長

セルビア政府観光局のマリヤ・ラボヴィッチ局長が、大阪・関西万博の開催に合わせて来日。9月30日、弊社の単独インタビューに応じた。

2015年11月より現職の同氏は、国内外でプロモーション活動を積極的に行う。セルビアが世界で魅力ある旅行先としての地位を確立するのに貢献し、国際的にも高い評価を受けている。そのセルビアは、コロナ後の観光産業の成長が著しく、外国人観光収入でヨーロッパ1位となった(24年)。

セルビアでは27年、国際博覧会(認定博)の「ベオグラード万博」(5月15日―8月15日)が首都ベオグラードで開催される。旧ユーゴスラビアおよび西バルカン地域で初開催の国際博覧会で「遊び」がテーマ。

今回の万博で、セルビアパビリオンには多くの日本人客らが来場し、万博に出展する各パビリオンを評価するワールド・エキスポリンピック・コンペティションの「最優秀小型パビリオン」でトップの金賞を受賞。ラボヴィッチ局長は「非常に満足度の高い万博となった」と振り返り、セルビアという国をより多くの日本人に知ってもらえてアピールでき、27年の自国での万博開催へ弾みがついたという。そして、「日本からもぜひベオグラード万博に来てもらいたい」と、期待を込めて語った。

セルビア政府観光局のマリヤ・ラボヴィッチ局長

マリヤ・ラボヴィッチ局長

現在、日本とセルビアの間で直行便がなく、日本人旅行客は少なめ。主に近隣のトルコやロシア、ヨーロッパ諸国、さらに上海など3都市から直行便がある中国からの旅行客が多いという。

ラボヴィッチ局長はセルビアの魅力として、ローマ時代の痕跡や中世の要塞などの歴史や文化、壮大な山々の自然で楽しむアクティビティや温泉、東西文化が融合した伝統およびモダンな料理などを挙げた。ユネスコの世界文化遺産も5件あり、さらに「四季があり1年を通して旅行でき、どんな楽しみ方もできる国」といい、「万博と合わせ、セルビアとさらに隣接する国々にも訪れて滞在すると、より楽しい旅行プランができる」とも話していた。特に26年は年間を通じ、諸外国からの万博集客に向け、デジタルメディアなどを中心に大々的なプロモーションを行う予定という。

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