【観光業界リーダー年頭所感】株式会社全旅　代表取締役社長　中間幹夫 氏

２０２１年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のごあいさつを申しあげます。観光業界関係の皆様には常日頃より一方ならぬご支援、ご協力を賜わり誠にありがとうございます。心より感謝申しあげます。

さて、昨年を振り返ると、やはり新型コロナウイルス感染症一色であり、ここまで世界経済に影響を与えることになるとは１年前のこの時期にはまったく想像すらしておらず、特に我々の観光産業におきましては今までに経験したことのないたいへん大きなダメージを受けた年となりました。

世界中でワクチン開発が急速に進められていますが、いまだ感染症収束への道筋は不透明であり、そのような中でも私たちは、いままでの旅行業ではなく、「新しいかたちの旅行業」へと再生することが大切であり、試されているのではないでしょうか。

弊社といたしましてもこのような状況下であるからこそ、今できることは何かを考え、新しい事業に取り組み、ＡＮＴＡ会員の皆様のビジネスチャンス拡大に寄与してまいりたいと思っております。

私どもの基幹事業でありますクーポン事業におきましては、国が実施しておりますＧｏ Ｔｏトラベル事業をチャンスと捉え、昨年７月に全旅クーポン送客会員入会キャンペーンを実施し、新たに２５０社以上のＡＮＴＡ会員の方々にご入会いただき、全旅クーポン会員専用サービス「Ｔｒｉｐ全旅」につきましても取扱い可能な宿泊施設を充実させるなど会員の皆様の利便性の向上に努めております。

保険事業におきましても、グループ会社を通じて会員の皆様、一般消費者の皆様の安心・安全に大きく貢献できる施策を積極的に進めてまいる所存でございます。また、旅行事業、物販事業におきましても、さらなる充実を図ってまいります。

今後もＡＮＴＡ会員の皆様ならびに観光関連事業者の皆様の事業拡大に少しでもお役に立てるよう各種事業のさらなる充実、サービス向上を図ってまいる所存でございますので、本年も引き続きましてご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申しあげます。

２０２１年が観光復活の年、皆様方にとりまして飛躍の年となりますようご祈念申しあげ、年頭のごあいさつとさせていただきます。