楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

京都の旅行会社コムス、尾池社長が住職務める宝泉寺を観光開発 京北町に4月「花宝苑」がオープン

京都市内で旅行業を営むコムス(尾池文章社長)が観光コンテンツ創出事業に進出する。尾池社長が37代目の住職を務める「金花山 宝泉寺」に4月、庭園「花宝苑」をオープン、新規事業スタートの狼煙をあげる。

宝泉寺は、京都市北部の右京区京北町にある寺院。2018年から裏山に桜の植樹を始め、枝垂れ桜、仁和寺から移植したおむろ桜、山桜の一種であるセンダイヤなど、今では200本以上の桜が咲き誇る。

特にセンダイヤは、今年4月から始まるNHKの朝の連続テレビ小説「まんてん」のモデルとされる植物学者の牧野富太郎博士が発見、命名したもので、160本ものセンダイヤの群生は全国的に珍しいといわれている。

花宝苑

鮮やかに咲き誇る花宝苑の枝垂れ桜

これらの桜は「京北200本桜公園」としているが、花宝苑では桜以外の季節にも楽しめるさまざまな花や樹木を植栽、四季を通じて色鮮やかな庭園をつくっていく。今後、1万株のアジサイ、500本のイロハモミジ、200本のヤマボウシなどの植栽を予定している。

尾池社長は「SNSなどを使った情報発信やメディア、旅行会社への営業活動と庭園の効率的な運営を行うことで、宝泉寺のにぎわいを取り戻し、入園者に『来てよかった』と喜んでいただきたい」と話し、1年を通して楽しめる庭園として「京北地域一番の観光地に成長させたいですね」と語っている。

宝泉寺

右端が宝泉寺第37代住職でコムス社長の尾池さん

さらに、宝泉寺と花宝苑を核とし、コンサートやイベントなども開いて地域活性化を図ろうというのが尾池社長の考えで、26年には年間2万人の来園者を目標に活動していく。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ