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宿泊旅行実施率、延べ宿泊数など各指標で回復 じゃらん宿泊旅行調査2023

リクルート・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)がまとめた「じゃらん宿泊旅行調査2023」によると、22年度(22年4月―23年3月)1年間に国内宿泊旅行を行った人の割合を示す宿泊旅行実施率は前年度比10・1ポイント増の44・2%。コロナ前の18年度比では12・2ポイント差まで回復してきた。延べ宿泊数も同45・7%増、18年度比16・5%減の2億2049万人泊と3年ぶりに2億人泊超え。旅行市場は本格的な回復基調に入った。

実宿泊旅行者数は同31・9%増、18年度比21・1%減の4189万人、延べ宿泊旅行者数は同16・6%増、18年度比18・4%減の1億2064万人回で3年ぶりに1億人回を超えた。宿泊旅行実施率を性・年代別にみても各層で回復が進むが、なかでも34歳以下の宿泊旅行実施率が5割以上となるなど若年層の回復が目立つ。

旅行実施者の年間平均旅行回数は前年から0・29回増の2・88回と増加し、宿泊旅行1回あたりの平均宿泊数は前年から0・01泊減の1・82泊とほぼ前年並み。

宿泊旅行費用総額は、同60・8%増の7兆5296億円。コロナ前の18年度の約8兆円超からは12・9%減まで差が縮小し、市場規模の回復が進んでいる。宿泊費は2兆1921億円で、全体シェアは29・1%。1回の旅行でかかった1人あたりの費用は6万2400円で、前年より5千円程度増加し、過去最高を記録した。特に個人旅行での増加が目立ち、年々微増傾向にある。

同行者は1位が25・0%の「夫婦2人」、2位が19・8%の「一人旅」。家族旅行や友人との旅行が微増し、複数人での旅行も戻ってきた。

宿泊のタイプは「1泊2食付き」が全体の41・5%を占めトップだが、20年度の53・9%に比べると減少。代わりに「素泊まり」27・3%が増加し、宿泊スタイルも変化してきているようだ。

都道府県別の延べ宿泊旅行者数は、1位東京都が1131万人で18年度からは28・1%減。2位は北海道に続き、3位大阪府、4位神奈川県が前年からランクアップ。次いで5位静岡県、6位京都府、7位長野県、8位千葉県、9位福岡県、10位沖縄県。都市圏をはじめコロナ禍で打撃を受けていた人気観光地を擁するエリアの回復が進んだ。

延べ宿泊旅行者数の増減数は前年比では大阪府、東京都、徳島県、埼玉県、石川県がトップ5。18年度比では宮崎県、佐賀県、香川県、福岡県、愛知県の順で、宮崎県と佐賀県は18年度を上回る人気を集めた。

嬉野温泉

コロナ前を上回る延べ宿泊旅行者数を記録した佐賀県
(写真は嬉野温泉)

調査は4月に実施、7月13日に結果を発表。有効回答数は1万5572件。

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