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“興行街”浅草六区、国家戦略道路占用事業の認定取得

19/10/02

一般社団法人浅草六区エリアマネジメント協会は 10月1日、9月30日に開かれた国家戦略特別区域諮問会議(議長:安倍晋三・内閣総理大臣)で、 浅草六区ブロードウェイ(台東区浅草1丁目25番先~台東区浅草2丁目8番先)において、国家戦略道路占用事業のエリアマネジメントに係る道路法の特例(国家戦略特別区域法第17条に規定する国家戦略道路占用事業)が認定されたことを発表した。 2016年4月より社会実験として、 数度に渡り実施してきたオープンカフェやキッチンカーの継続設置や各種イベントの実施、 そして将来的には日本全国のお祭りが浅草六区で実施され、 国内外の観光客に日本の文化を体験いただくことを目指していく。

浅草六区1

浅草六区2

協会は、浅草六区にエンターテインメントを中心とした国内外観光客の憩い・休息の場となる空間や賑わいを創出し、 浅草六区の興行街の復活に向けた活動を行っている。10月1日は、 浅草六区の最初の劇場「常盤座」が132年前に開場し、 浅草六区が興行街として興隆する第一歩を踏み出した日です。

浅草六区は、 訪日客を含め年間 5,583万人(※1)が訪れる国際観光都市台東区・浅草を象徴する浅草寺の西側に位置し、 かつては東京一の興行街として、 また現在では浅草の新たな西の玄関口として、 浅草観光の拠点を担う地区だ。

(※1)平成30年度 台東区観光統計・マーケティング調査報告書
http://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/yukyaku/tyousatoukei/marketing/20190618.files/zentaiban.pdf

【参考】一般社団法人浅草六区エリアマネジメント協会について

浅草六区は、 1883年9月26日に浅草公園として造成完了し、 その翌年の1884年1月に浅草公園が六区画に区分けされ誕生した。さらに、 1887年10月1日には浅草六区で最初の劇場「常盤座」が開場。浅草六区は、 国際観光都市「浅草」を象徴する浅草寺の西側に位置し、 かつては東京一の興行街として、 また現在では一日あたり約12万人が行き交う、 浅草の新たな西の玄関口として、 浅草観光の拠点を担う地区だ。 浅草六区エリアマネジメント協会は、 このようなまちの魅力を活かし、 浅草六区周辺地域において、 国内観光客や地域住民などの憩いの場をつくり出すことにより、 まちのにぎわいを創出し、 地域活性化と浅草のさらなる魅力向上を目的とし、 2017年3月にまちづくりの担い手として公的な位置付けを得るべく、 法人格(一般社団法人)を取得した。 2019年4月の東京圏国家戦略特別区域会議構成員への選定され、 官民オープンスペースの一体的な活用に向けた取り組みを進めている。

〈概要〉
代表理事:安田 和章
所在地:東京都台東区浅草2-5-5
設立年月日:2017年3月30日

浅草六区周辺エリア図

国家戦略道路占用事業の適用区域
特別区道浅第292号線の一部、 特別区道浅第293号線、 特別区道浅第294号線の一部、 特別区道台第24号線の一部、 特別区道浅第297号線の一部(台東区浅草1丁目25番先~台東区浅草2丁目8番先)

浅草六区の図面

浅草六区ブロードウェイ:
(北側区間)幅員12.00m
(南側区間)幅員11.00m
全長約300m

【参考】国家戦略道路占用事業について

2019年9月30 日認定の「東京圏国家戦略特別区域計画」において、 以下のように位置付けられた。
(一部抜粋)

(3)名称:国家戦略道路占用事業
内容:エリアマネジメントに係る道路法の特例
(国家戦略特別区域法第 17 条に規定する 国家戦略道路占用事業)
国家戦略特別区域法上の国家戦略道路占用事業を実施する以下の各地域団体等が、 それぞれの公道を活用したオープンカフェや各種イベントの開催等により、 都心型MICE及び都市観光の推進等を図る。

11. 一般社団法人浅草六区エリアマネジメント協会
特別区道浅第292号線の一部・特別区道浅第293号線、 特別区道浅第294号線の一部、 特別区道台第24号線の一部、 特別区道浅第297号線の一部

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