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持続可能な四国観光を実現 四国ツーリズム創造機構、4県の最新イチオシ情報発信

22/11/14

一般社団法人四国ツーリズム創造機構(半井真司代表理事)は10月20日、大阪市北区の大阪梅田スカイビル・ステラホールで「四国観光商談会(大阪)2022」を開き、四国4県の代表が旅行会社の商品企画担当者や運輸機関関係者160人へ最新情報を伝えた。

徳島県は「四国の右下・徳島県南部」を紹介。鉄道軌道、道路の両方を走れる世界初の乗り物「デュアル・モード・ビーグル(DMV)」と“四国の右下”にあるシーカヤックやサップといったマリンスポーツなど多彩なアクティビティが楽しめることをアピールした。

香川県では2023年4月23日―6月15日まで総本山善通寺で「弘法大師空海御生誕1250年祭」が開かれる。香川県立ミュージアムで特別展「空海―史上最強、讃岐に舞い降りた不滅の巨人」を4月22日から5月21日まで開き、文化財を一挙に公開する。このほか今年8月にオープンした屋島山上交流拠点施設「やしまーる」の細密画とジオラマで源平合戦の姿を伝えるパノラマ館をPRした。

愛媛県は道後温泉でオンセナート2022を開催し、道後温泉本館の素屋根テント幕がカラフルな装いになっていることや、飛鳥乃湯泉が写真家で映画監督の蜷川実花さんの写真やオリジナル提灯で装飾されていることを紹介。九州との玄関口になる八幡浜港に新フェリーターミナルが誕生し、大分県別府・臼杵と八幡浜間がより快適になったことも伝えた。

高知県のイチオシは、高知県出身で日本植物学の父といわれた牧野富太郎博士が主人公のモデルとなるNHK連続テレビ小説「らんまん」が来春放送されること。博士ゆかりの県立牧野植物園や牧野富太郎ふるさと館、牧野公園などを紹介した。23年春には高知市桂浜の商業エリアが食べる・買う・学ぶ・憩うをテーマにした「桂浜海のテラス」として生まれ変わる。

四国ツーリズム創造機構

旅行会社の商品企画担当者など
160人にプレゼンテーション

4県以外でも、本州四国連絡高速道路は、これまで明石海峡大橋の「ブリッジワールド」、瀬戸大橋の「スカイツアー」などインフラツアーの実施やサービスエリア・パーキングエリアを拠点とした地域連携の推進、島旅の活性化などに取り組んできたことを発表した。

JR四国は観光列車「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」などのサービスや団体利用について説明、四国における観光列車の存在感を示した。

四国ツーリズム創造機構はSDGsを通じた四国のブランド化の取り組みを発表。「四国『持続可能な観光』推進ネットワーク」を立ち上げ「四国を日本における持続可能な観光のトップランナーとして取り組みを推進していく」と訴えた。

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