下呂温泉感謝祭、4年ぶりに従来通り開催/岐阜
23/09/12
岐阜県の下呂温泉で8月3日、「温泉感謝祭」が開かれた。天与の資源である温泉に感謝し、温泉地のますますの発展を願って毎年開催されているものだが、コロナ禍の影響で過去3年間は中止や規模を縮小して実施していた。今回は4年ぶりに従来の規模での開催となった。
JR下呂駅で記念撮影を行ったあと、恒例の参進行列がスタート。駅から温泉街にある温泉寺まで、旅館関係者らが下呂温泉を「日本三名泉」の一つとして紹介した江戸時代の儒学者・林羅山、室町時代の詩僧・万里集九らに扮して、温泉街を練り歩いた。
温泉寺では下呂温泉の芸妓らが境内で下呂踊りを披露したあと、本尊にいで湯を奉納。
同祭実行委員会の齋藤正巳さん(睦館)は「諸先輩のおかげで感謝祭はこうして続いて継続ができています。今回で75周年を迎えることができたのは先人らのおかげ。感謝したい」と語り、先人の偉業を称えた。
直会のあと、下呂温泉花火ミュージカル夏公演が行われ、30分の間に1万発の花火が打ち上げられた。
温泉感謝祭は8月1日から4日までの期間に行われる「下呂温泉まつり」の一環で執り行われるもので、期間中は龍神火祭りや湯の華みこしパレードなど多彩な催しで盛り上がる。
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