リアルAGTと関係深化 小豆島観光協会、大阪で観光商談会/香川
香川県・小豆島の一般社団法人小豆島観光協会(堀川満弘会長)は10月25日、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪で観光商談会2023大阪を開いた。今年4月に4つの観光諸団体を小豆島観光協会に集約してから初の商談会となる。
堀川会長も冒頭のあいさつで「昨年までは小豆島観光戦略会議が主催してまいりましたが、協会の小豆島観光戦略部会として商談会活動を実施することになりました」と報告。「リアルエージェントへ新しい提案を行っていきますので、小豆島の商品造成をお願いしたい」と話した。
戦略部会の有本裕幸本部会長は、「二十四の瞳」や「八日目の蝉」など小豆島を舞台にした映画のタイトルは必ずヒットするというエピソードを紹介しながら「海に囲まれた自然美は倍速では見ることのできない、心にとどめたい風景があり祭り、アート、食なども評価されています」。その結果として小豆島は映画やドラマ、テレビコマーシャルのロケ地として選ばれていると強調した。

リアルエージェントの送客が
小豆島活性化のカギと訴えた
また“観光立島”になるために「リピーターとして何度も来てもらい、観光消費で地域が潤うようにならなければならない」と述べ、プロモーション活動や受け入れ態勢の充実を図るとし、島の活性化には「リアルエージェントの送客が不可欠」と訴えた。
国際的な認証団体「グリーン・デスティネーション」において2021年から2年連続で持続可能な観光地トップ100に小豆島町が選ばれ、22年には土庄町もJSTS―Dの持続可能な観光地経営モデル形成事業に選定されたことを報告。「『二十四の瞳』は教師と生徒の触れ合いを通して70年前からSDGsにつながる理念を訴えかけていました」とし、今後も積極的に持続可能な観光版SDGsに取り組んでいくとした。
続いて開いた懇親会は、リアルエージェントを代表して全旅協大阪府旅行業協会の吉村実会長の乾杯で、リアルな関係の構築に親ぼくを深めた。
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