大阪観光局、LGBTQフレンドリーホテル第1号を認証
公益財団法人大阪観光局(溝畑宏理事長)は6月9日、大阪市北区のホテル・アロフト大阪堂島(ユージン・パク総支配人)でLGBTQツーリズム・セミナーを開き、同ホテルをLGBTQフレンドリーホテルに認証した。
LGBTQは、レズビアン(女性同性愛者)・ゲイ(男性同性愛者)・バイセクシュアル(両性愛者)・トランスジェンダー(心と体の性が一致していない方)と、自分の性がわからないクィアを加えた性的マイノリティ全般を表す言葉。大阪観光局では、アフターコロナや2025年の大阪・関西万博を見据えてLGBTQツーリズムの確立に取り組んでおり、日本のDMOとして初めて「LGBTQフレンドリーパッケージ」を開始、アロフト大阪堂島がその第一号となる。
この日は、アロフト大阪堂島のスタッフ約60人がセミナーを受講。日本で先駆的にLGBTQツーリズムに取り組むアウト・ジャパンの小泉伸太郎さんが市場規模や受け入れ対応の注意点などについて講演した。小泉さんによると、国際旅行でレズビアンとゲイの旅行者が占める割合は10%、約7千万人を占めており、観光消費額は約20兆円に達するという。
小泉さんは「旅行意欲が高く、ロイヤリティの高いのがLGBTの特徴です。SNSで自らの旅行体験を発信することが多く、LGBTにフレンドリーなホテル、地域は一気に広まります」などと話し、彼らが感じるバイアスを排していくことが受け入れのポイントなどと話した。
受講者を前に、溝畑理事長は「大阪は人が親しみやすく、歴史文化も豊かな地域です。LGBTにフレンドリーなまちと発信することが、多様性を大事にする大阪を世界にアピールすることになります。皆さんは、その最前線で活躍してほしい」と話し、パク総支配人にLGBTQフレンドリーパッケージの認定証を授与した。

溝畑理事長(右)とパク総支配人
大阪観光局では今後、LGBTQにフレンドリーな受け入れを約束するホテルや観光施設の認定を進め、様々なマイノリティを歓待する観光地づくりを推進していくとしている。
なお、アロフト大阪堂島はマリオット・インターナショルが手がけるライフスタイルホテルで、日本では東京銀座に続き2軒目。今月中にオープンする予定。
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