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この冬も琵琶湖雪見船が運航 2月3―26日、大津―長浜間/滋賀

24/01/30

滋賀県・琵琶湖の冬の風物詩として定着している「琵琶湖縦走雪見船クルーズ」の運航が2月3日から始まる。びわ湖雪見船協議会(池見喜博会長=暖灯館きくのや)と琵琶湖汽船(川添智史社長)が大津港から長浜港まで運航するもので、琵琶湖の冬景色が楽しめる。期間は2月26日までの土日月祝日。全13回運航する。

1月10日には大津港とおごと温泉港から関係者30人が乗船し、試乗会を実施。比良山系や伊吹山の雪景色や沖島、沖の白石、多景島を眺めながら長浜港までのクルーズを楽しんだ。

長浜港では長浜観光協会の岸本一郎会長(浜湖月)らが出迎え、池見会長に花束を贈呈。今年の雪見船クルーズの成功を誓い合った。

琵琶湖縦走雪見船クルーズ

長浜港で出迎えた岸本会長(右)と
びわ湖雪見船協議会の池見会長(中央)

池見会長は「1983年から運航を始め40年以上の歴史を持つ人気あるクルーズです。おごと温泉や長浜にお泊まりいただき、雪見船に乗って滋賀県で思い出をつくっていただきたいと思います。今年のNHKの大河ドラマ『光る君へ』は紫式部が主人公で、大津には石山寺のほかゆかりの地がたくさんあります。ゆかりの地の散策も含めて雪見船のご利用を」と呼びかけていた。

川添社長は「雪見船でご覧いただく比良山系などに積もる雪は琵琶湖の環境に大きく影響しています。景観とともに環境も考えいただければ」。

岸本会長は「雪見船クルーズは長浜盆梅展も一緒にお楽しみいただけます。盆梅展は今年で73回目の開催で、純和風の座敷に3メートル近い巨木や樹齢400年を超える古木など約90鉢が展示され『日本一の盆梅展』だと自負しています。今回も切り絵作家の早川鉄平さんとコラボし、初めて『動く切り絵』が登場します。ライトアップされた幻想的な盆梅、竹灯りの庭園を楽しんでいただけますので、長浜の盆梅展にお越しください」。

雪見船クルーズの乗船料は大人片道4500円、往復6千円。事前予約制で、最少催行人員は15人。予約は琵琶湖汽船予約センター 電話077―524―5000。

長浜盆梅展は3月10日までは無休で、9―17時まで開館。入館料は大人800円、小中学生400円。問い合わせは長浜観光協会 電話0749―53―2650。

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