持続可能なゴリラ観光 ガボン、万博会場でシンポジウム
25/10/15
大阪・関西万博で9月24日、中央アフリカの国ガボンが「世界ゴリラの日」に合わせてイベントを実施した。ガボンには、世界の野生ゴリラの約4割が生息する。
イベントでは、30年近くにわたってガボンなどで霊長類学を研究する岡山理科大学理学部動物学科の竹ノ下祐二教授が、野生ゴリラの実態、ガボンにある農村の現状などを紹介。
アフリカ旅行で人気が高いゴリラ観光に加え、森林に隣接する村での体験や伝統料理など、今後に向けて「持続可能なゴリラ観光」を提言した。その他、ガボン産チョコレートの試食なども行われた。
また、前日9月23日には、地球と生物多様性の未来を考えるシンポジウムが開かれ、竹ノ下教授に加え、ガボンやカメルーンなどから専門家らが参加。
環境保全や生物多様性を支える女性の役割は重要であるものの現地でその地位は低く、問題解決には社会全体で女性をもっと信用して力を与えること、経済的基盤を作ることなどを、南半球の新興国「グローバルサウス」の立場から議論した。
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