京都市のホテル延べ宿泊者数、7月は78・6%減 日本人客は前年の半数まで回復
20/09/03
京都市観光協会が発表した7月の市内61ホテルの宿泊状況によると、総延べ宿泊者数は前年同月比78・6%減。外国人宿泊者がほぼゼロの状態が続いているため、日本人宿泊者が大半を占めるが、2カ月連続での改善となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響は依然として続くが、移動自粛の解除や国や市の旅行需要回復キャンペーンの効果が出だしたと考えられる。
このうち日本人延べ宿泊客数は同50・1%減と、前年の半数にまで改善。前月と比べると26・3ポイントも上向いた。一方で外国人延べ宿泊客数は同99・8%減とほぼゼロの状態が4カ月続いている。
客室稼働率は同57・0ポイント減の20・1%。前月より4・6ポイント改善したが、依然低水準にとどまっている。客室収益指数は同74・6%減ながら3カ月連続で改善している。
同協会は今後について、予約や検索はお盆期間に一時的に改善したものの、9月以降は航空・宿泊ともに落ち込むと見通す。旅行直前まで検索や予約を行わない人が多く、事業者側にとって収益の予測が難しい状況が続くとしている。一方で「Go Toトラベル」事業の効果への期待で10月以降の客室販売価格の底上げも起きているという。
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