日本を感じる100の体験 JNTO、欧米豪向けパンフを公開
日本政府観光局(JNTO)は6月27日、参加型コンテンツを中心にまとめた訪日旅行プロモーション用のパンフレット「100 Experiences in Japan-Find the Japan of your Dreams」(A4判83頁)を作成、同日、電子パンフレット版をJNTOウェブサイトで公開した。
紙版のパンフレットは5千部を印刷、翌28日にJNTOが主催し、東京で行った欧米の富裕市場向け商談会「ジャパン・ラグジュアリー・ショウケース」をはじめ、訪日プロモーションの場で配布する。

5千部作成した紙版パンフレットの表紙
歴史、屋外、食、街、自然、アート、リラックスの7つのテーマで、合計100の観光スポットが写真と外国人ライターのコラム風の文章で紹介されている。
7つのテーマは欧米豪市場を対象にした調査から、欧米豪の人たちが旅行の動機として重視していることをカテゴリー化した。例えば、オーストラリア、英国、ドイツは40%以上が食事に関心があり、米国、フランスは食事とリラックスに、それぞれ20―25%の関心度が分散しているなどの特徴が分かっている。
JNTOでは19年の訪日プロモーションについて、明確な市場別プロモーションの実施を重点施策の1つにしており、今回のパンフレットは、欧米豪市場に向けたプロモーションツールとして活用する。
パンフレットに採用された100の観光コンテンツは、全国から自治体、観光協会、DMOなどから応募があった2100件から、土地に根差したストーリー性やテーマ性、英語ウェブサイトや英語対応の整備状況などを考慮し選んだ。
6月27日に開いた定例メディア説明会で、JNTOの金子正志企画総室長は「応募の中の300は、観光コンテンツとして、すぐに使える内容だった。残りの1800件については個別に必要な改善点などのアドバイスを行うことなどで、応募に応えたい」と話した。
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