藩校とヘルスツーリズム−新観光の萌芽 山口県萩市・湯田温泉
山口県から、湯田温泉旅館協同組合の吉本康治さん、萩市観光課の角谷祐一郎さん、県観光連盟サポート会員の谷口昇さん、県大阪事務所の中井陽一郎さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、山口県の在阪サポート会員主催のキャラバンで8月27、28日と2日間、総勢12人で京阪神の旅行会社などを訪問、地域の取り組みを伝えた。
萩市では、国登録有形文化財にも指定されている木造校舎の明倫学舎が今年創建300年を迎えた。11月には初の全国藩校サミットも開かれる。角谷さんは「歴史ある藩校は今、ツアーにも活用いただける観光拠点になっています。昼食もできます。元乃隅神社や角島大橋が人気ですが、萩に立ち寄ってください」。
山口市の湯田温泉は、非火山性の温泉でありながら74度という高温の温泉が湯量豊富に湧く。ただ、まちなかにあるため温泉風情に乏しいと言われてきた。吉本さんは「広島、博多から1時間という都市型温泉の立地を生かしヘルスツーリズムの湯田モデルを構築します」。弱点を強みに転換し、健康増進プログラムなどを年内にもまとめ、2泊3日の湯田モデルによってリピーターの増大を目指すという。

山口県萩市・湯田温泉の皆さん
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