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訪日中に困ったことはWi―Fi、多言語対応 地球の歩き方運営サイトがインバウンド調査

地球の歩き方が運営する訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」はこのほど、サイトを利用する海外在住者を対象に「訪日中に困ったこと」について調査し、ランキング形式で結果をまとめた。1位の「Wi―Fi環境」のほか言語の違いによる不便さが上位に挙がり、従来からの課題が十分に解決されていないことが浮き彫りになった。

訪日中に最も不便に感じることの1位は「Wi―Fi環境」で31・5%。「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」と言語の違いによる不便さが続いた。いずれも国を挙げて解消に乗り出していた課題だが、旅行者にとってはまだ十分ではないようだ。

訪日中に困ったこと

施設スタッフとのコミュニケーションの例として「日本滞在時に行きたい飲食店をどのように予約するか」という問いに対しては、直接訪問が36・7%でトップ。ネット予約や日本語ができる人に電話予約を依頼と続き、自身での電話予約をは10・5%。予約という事前のコミュニケーションを避ける傾向が強い。多言語への対応はインバウンド受入強化にはやはり不可欠だとわかる。

そのほか、訪日中不便に感じることには支払いの決済手段、喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさもランクインした。

調査は5月9―15日、インターネットで実施。英語圏と韓国語圏、簡体字圏、繁体字圏在住の10―60代以上の男女891人が回答した。

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