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インバウンド市場が多極化 JNTO、最新動向を説明

JNTOのメディア向けブリーフィングが1月29日に行われ、訪日旅行の最新動向と25年に展開した主要プロモーション施策を説明した。

市場別では欧米豪・中東の伸びが顕著で、東アジア市場の比率は依然高いものの、欧米豪・中東のシェアが拡大、市場構造は一極集中から多極化へと進行している。JNTOでは、日本観光が特定市場に依存しない持続的成長段階へ入りつつある証左と位置づける。

地方部への波及も進む。特に台湾・韓国・欧米からの地方宿泊が増加。背景には、日韓国交正常化60周年を契機に展開した「日本のおすすめ小都市」プロモーションがあり、特設サイト開設やインフルエンサー招請、現地イベントなどを通じて大都市以外の地域の魅力を発信したことが奏功した。

JNTO

プロモーション施策を説明

欧州市場では、大相撲ロンドン公演を起点とした文化プロモーションが成果を上げ、相撲の精神性や歴史的背景を紹介するトークイベントや商談機会の創出により、高価格帯ツアーの造成や主要紙での特集掲載へと波及した。JNTOは、日本固有の文化コンテンツが高付加価値市場開拓とオーバーツーリズム回避、地方誘客を同時に実現する有効なフックになると強調する。

25年度からは、地方運輸局や広域DMOと連携した「広域連携プロモーション事業」を開始。メディアや旅行会社、インフルエンサーの招請から受入体制整備までを一体で進め、地域側にノウハウを残す仕組みづくりを重視している。ブリーフィングで出口まきゆ理事は「誘客だけで終わらせるのではなく、地域に知見を還元し、次の展開につなげていくことが重要だ」と述べ、分散と高付加価値化を両立させる持続可能なインバウンド成長への姿勢を強調した。

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