馳走くらぶ ファンに届ける美食の饗宴
先日、兵庫県・湯村温泉の老舗旅館「いづつや」で新年恒例のイベント「馳走くらぶ」が開催されました。私と、いづつや総料理長の井上明彦氏による美食の饗宴として、長年多くのファンの皆様に親しまれているイベントです。
「馳走くらぶ」は、コロナ禍以前より、いづつやの創業者が日ごろお世話になっているお客様へ一年の感謝を伝える場として始めた食事会です。大規模な広告展開は行わずチラシ配布を中心とした案内なのですが、常連客からの紹介によって参加者の輪は年々拡大しています。
コロナ禍により一時休会を余儀なくされましたが、一昨年より再開。今年は定員の関係から参加を断らざるを得ない状況も生じるなど、改めてその人気の高さを示す結果になりました。
イベントで供されるお食事は、井上総料理長が毎年、時代の流れやお客様のニーズを意識した料理開発に取り組み進化を続けています。また、調理師一同が一体となり料理を提供する姿勢からは、おもてなしの心が随所に感じられ、参加したお客様にとって満足度の高い時間を創出しています。
近年、飲食・宿泊業界では省人化やロボット導入が注目されていますが、本イベントではいづつやの若社長自らがバーカウンターに立ち、現場で率先して働く姿が印象的でした。こうした姿勢は従業員の士気向上にもつながり、宿全体のサービス品質を支えていると実感いたしました…
(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)
(トラベルニュースat 2026年2月10日号)
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